SOSは何かの略ではありません
Save Our Souls も Save Our Ship も後から作られた解釈です。文字が何かを意味していそうに見えたので、あとから当てはめられました。
この信号は1906年のベルリン無線電信会議で決まり、1908年に発効しました。理由はひとつ、短点3つ、長点3つ、短点3つというリズムが、強い混信の中でも何かと取り違えようのない響きを持つからです。綴りではなく音で選ばれました。
三文字ではなく、ひとつの信号です
正式な表記ではSOSの上に横線を引き、文字間の通常の間隔を置かずに送ることを示します。普通の文字間隔を空けてしまえば、それは単にS、O、Sという三文字を送っただけです。
正しく送れば9つの信号が切れ目なく続き、まさにそれが雑音の中で際立つ理由になります。
光や音でSOSを送る
何で送っても並びは同じです。短く3回、長く3回、短く3回、そして間を置いてから繰り返します。
- 懐中電灯で:素早く3回、ゆっくり3回、素早く3回。
- 笛で:短く3回、長く3回、短く3回。声より遠くまで届き、消耗もはるかに少なくて済みます。
- 鏡で:反射させた日光を相手に向け、同じリズムで遮ります。
- 叩いて:配管や壁を叩く方法で、閉じ込められた人がもっとも多く発見される手段です。
1巡ごとにはっきりと間を空けて繰り返してください。その間があるからこそ、救助側は偶然の物音ではなく意図的な信号だと判断できます。
あわせて知っておきたい信号
CQDはSOS以前の遭難信号で、1912年のタイタニックではSOSと並んで使われていました。音声無線ではMaydayが後を継ぎ、通信状態が悪くても聞き取れることから選ばれました。PAN-PANはその一段下で、緊急ではあるものの生命に直接の危険はない状況を指します。
送ってはいけないとき
SOSは今まさに生命が危険にさらされていることを意味します。冗談や試しに送れば、それを受けて船や航空機を出動させる人々の時間を奪うことになり、多くの国では犯罪にあたります。