表の読み方
短点は一拍です。長点はその三倍の長さです。一文字の中では信号を一拍の無音で区切り、文字と文字の間は三拍あけます。表全体を読むのに必要な知識はこれだけです。
この配列は偶然ではありません
サミュエル・モールスとアルフレッド・ヴェイルは符号を適当に割り当てたわけではありません。印刷所の活字ケースに各文字がいくつ入っているかを数え、それを出現頻度のおおよその目安として、よく使う文字ほど短い信号を与えました。
E が短点ひとつ、T が長点ひとつなのはそのためで、めったに出てこない Q、Y、Z は四つの信号を要します。この配列は、圧縮という言葉が生まれる一世紀も前に作られた圧縮方式そのものです。
反転した組み合わせで手間が半分に
いくつかの文字はちょうど逆の並びになっています。A は短長で、N は長短。D は長短短で、U は短短長。B は長短短短で、V は短短短長。片方を覚えればもう片方も手に入ります。
通信士が実際に使う略号
文字のほかに、通信士は内部に間隔を置かない短い運用信号を送ります。覚えておく価値があるのはこれらです。
| 略号 | モールス | 意味 |
|---|---|---|
| SOS | ... --- ... | 遭難信号、一続きで送信 |
| CQ | -.-. --.- | 各局への一般呼び出し |
| K | -.- | どうぞ、送信してください |
| AR | .-.-. | 通信文の終わり |
| SK | ...-.- | 交信の終わり |
| 73 | --... ...-- | 敬具、よろしく |
記号とほかの文字体系
国際標準は記号やアクセント付き文字も定めており、ロシア語には同じ信号の上に組み立てられた独自のキリル文字モールスがあります。このサイトの変換ツールはそのすべてに対応しています。